インフィニティソリューションズ株式会社ブログ

ソフトウェアに「ウォ!」の要素を盛り込むには

ユーザが思わず「ウォ!」と言ってしまうようなソフトウェアを作りたいものだと常に思っている。しかしながら、どういうものが盛り込まれていれば「ウォ!」につながるのかを見極めるのはなかなか難しい。そもそも「ウォ!」と言わしめるものは何なのか。凝った作りや、これ見よがしのスプラッシュスクリーンなど、一旦はスゲェ!となるかもしれないが、そのソフトウェアの本質とたいした関係がなければ意味がない。期せずして、SD Timesで「Elements of the WOW factor in software」という記事が掲載された。

まず「ウォ!」の定義の1つとして、同記事では、「オブジェクトに属する属性群で、ユーザを快く驚かせるもの」としており、ユーザを快く驚かせ、「ウォ!」に結びつくような機能を考え、実装するためには、まずユーザの心理を理解することが必要だとしている。

「ウォ!」の要素を盛り込むには、以下の5つのレイヤーのすべてに、システマティックに驚きを盛り込む必要があるとしてる。

1. Understanding the strategy behind creating the product (what the business wants from the product and what users want)

製品を作成する背景となっている戦略を理解すること(ビジネス上製品に求めていること、およびユーザは何を求めているのか)

2. Articulating the features and specifications of the product that will help achieve that strategy

上記戦略を実現するための製品の機能と仕様を明確にすること

3. Designing the information architecture and interaction that will help achieve the features

上記機能を実現するために情報のアーキテクチャーと操作をデザインすること。

4. Creating the right layout to facilitate the interaction design

操作デザインを容易にする目的に合致したレイアウトを作ること。

5. Creating the visual aspect that users will notice first; the sensory design. Here, content, functionality and aesthetics merge to produce a finished design that pleases the senses while fulfilling all the goals of the other four planes

ユーザが最初に気づくビジュアル要素(感覚的デザイン)を作ること。他の4つの側面の目標を達成しつつ、コンテンツ、機能、美観などを合わせ、心地よい感覚に結びつくデザインとすること。

Image courtesy of digitalart / FreeDigitalPhotos.net

次に順序に注目し、

1. The first WOW! has to be at the Strategy Layer: This is where the irresistible desire to own the product has to be generated. One way to achieve this is to pleasantly surprise the user by providing something that will solve his or her problems or fulfill his or her needs, (which sometimes even they may have not been aware of). For example, having an app that lets you point your phone to the sky and get the name of a star has a WOW! factor.

最初に戦略レイヤーで「ウォ!」が必要。製品をどうしても所有したいという欲求を生み出させる必要がある。これを実現する1つの方法は、ユーザの問題やニーズ(本人が気付いていないかもしれない)を満たすような何かを提供することによりユーザに快い驚きをもたらすことだ。例えば、携帯を夜空にかざすと、星野名前がわかるアプリには「ウォ!」要素がある。

2. WOW! at first sight: This WOW! is experienced right from the moment the user sees the product. It looks supercool or grand… or is something the user hasn’t ever seen before or expected to see. They fall in love at first sight and get WOW!-struck.

一目見たときの「ウォ!」:ユーザが製品を見たその時の「ウォ!」だ。めちゃめちゃカッコいい、壮大、あるいは、今までに見たことがない、見れると思わなかったものなど。一目ぼれで、「ウォ!」の一撃をくらったような状態になる。

3. The overall form of the product: The newer ways in which the form of the product manifests and presents itself and facilitates the user to achieve his/her objectives creates the next layer of WOW!

製品全体の形:製品の形自体が、ユーザが達成したい目的を表し、助けになることがわかれば、新たな「ウォ!」になる。
4. Interaction and Information: This is where the user becomes aware of the interesting relationship between the individual components that make up the product. New ways to interact, new UI Patterns, supercool information design and novel way-finding are the next layer of WOW!

操作と情報:ユーザが製品を構成する個々のコンポーネント間の関係に興味を持つようになるところ。新しいユーザインタフェースのパターンや、かっこいいインフォーメーションデザイン、簡単に操作方法が見つかるなどが、このレイヤーの「ウォ!」だ。

5. Features of the product: Creating pleasant surprises here multiplies the WOW! factor. Users flaunt the features of the product with family, friends and colleagues, and they feel proud of the app they have.

製品の機能:ここで驚きを得られれば、さらに「ウォ!」要素が拡大する。ユーザが製品の機能を家族、友達、仲間などに見せびらかせ、アプリを持っていることを誇らしく思う。