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決済サービスのスタートアップDwolla、黒子に徹するサービス開始

ECサイトでは、決済部分を完全に組み込むか、その部分を切り出して、外部サービスとするかどちらかだ。完全組み込みの場合、その分開発コストが嵩む。外部サービスにすれば、ECサイト側はインタフェースだけ合わせればよいので、比較的容易だが、ユーザからすれば、ショッピングしているサイトとは別のサイトで決済することになり、ショッピングしているサイトとは別に、決済サービスの会社が信用できるところかどうかも確認する必要があり、大変面倒だ。決済サービス側でユーザ設定をする必要があれば、もっと気を使う。決済サービス側もブランドを前面に出して信用できるところであることをアピールせねばならない。

ところが決済サービスのスタートアップDwollaは、黒子に徹するサービスを開始したとのこと。

Fast Companyの記事から。

‘ If the idea of an ideal payments system is that it never gets in the way of you getting what you want, then Dwolla is taking a step in the right direction: It’s setting its users free from its brand.’

「理想的な決済システムは、欲しいものを買うプロセスの途中に表に出てこないことであるとするならば、Dwollaは正しい方向に進んでいる。同社でユーザ設定をしなくても良いのだ。」

‘As of Friday, anybody can use the service to transfer money directly from their bank account to others without setting up a Dwolla account. And no longer do they need to launch a Dwolla app in order to pay at a Dwolla merchant’s offline store.’

「金曜日の時点で、誰でもDwollaでアカウントを設定することなく、銀行口座から他の口座へ直接送金するサービスを利用できるようになった。さらに、Dwollaのオフライン店舗で支払いを行う際に、Dwollaアプリを立ち上げる必要もなくなった。」

‘Des Moines-based Dwolla has about 100,000 account holders that make between $30 million and $50 million transactions every month. Because it cuts out third-party players like credit card companies and payment processors, the startup charges an appealing transaction rate. Transactions less than $10 are free. Transactions of any greater amount cost $.25.’

「(アイオワ州)デモインを拠点とするDwolla社は、約10万人にユーザが登録されており、毎月3000万ドルから5000万ドルの取引を処理している。クレジットカード会社や決済サービス会社などのサードパーティのプレーヤををカットしているため、このスタートアップ企業の手数料は魅力的なものになっている。10ドルまでの取引では無料、それ以上は0.25ドルだ。」

Dwolla

‘In an industry where trust is a large factor, the startup has necessarily built a brand–including apps, consumer accounts, and a website–around its payments service. It’s bigger goal is not, however, to necessarily become a consumer-facing service, but to power transactions within consumer-facing services from behind the scenes. It doesn’t necessarily want to compete with Square, but power some transactions within it. Unlike payments API provider Stripe, which similarly allows third-party developers to install payment capabilities, Dwolla removes credit card numbers from the process, creating a new type of transaction. There are applications for the technology such as financial services that don’t involve a checkout button at all but use the same engine to move money for other purposes, like lending or peer-to-peer payments.’

「信用は大きな要素である業界で、このスタートアップ企業は必然的に決済サービスに関するブランドをアプリ、顧客アカウント、ウェブサイトなどを通して構築してきた。より大きな目標は、必然的に顧客が接するサービスになることではなく、顧客が接するサービス内で黒子的に取引を強化することだ。必ずしもSquareと競合することを欲しているわけではなく、一部の取引を強化することを狙っている。サードパティの開発者が決済機能をインストールできる決済APIを提供するStripeとは異なり、Dwollaはクレジットカードの番号が不要となるプロセスとし、新しいタイプの取引を構築した。全くチェックアウトボタンがないファイナンシャルサービスのようなところで同様の技術が使われているが、他の目的で送金するためのもので、借金や特定同士間の決済などだ。」

‘Setting up a full-fledged Dwolla account takes three to five days. Now anyone can pay a merchant with Dwolla instantly and without opening an account, provided that merchant has installed the new guest checkout option. Similarly, a newly announced point-of-sale API makes it easier for merchants to accept Dwolla payments offline. Rather than launching a Dwolla app, users simply get a push notification to verify their purchase. Both features remove barriers to entry and decrease interaction with the Dwolla brand simultaneously.

「フル機能のDwollaアカウントを設定するには3日から5日かかる。今では、誰でもDwollaで支払いを即座にでき、アカウントを開設する必要もなく、店舗側で新しいゲストチェックアウトのボタンをインストールするだけだ。同様に、新しく発表されたPOS APIにより、店舗側がオフラインでDwolla決済を受け入れるのが用意になった。Dwollaアプリを立ち上げる代わりに、ユーザは購入を確認するプッシュ通知を受けるとることになる。いずれの機能も、参入障壁をなくすと同時にDwollaブラントとのやり取りを減らすものだ。」

— クレジットカード会社を「飛ばし」ているため、その分安くできる。面白い。