インフィニティソリューションズ株式会社ブログ

今後5年間のPaaSのトレンド予想とは

ITに関するリサーチとコンサルティングを行うFrost & Sullivanによると、PaaS市場が次の競争の主戦場になるという。IaaSもSaaSもそれなりに広まってコモディティ化したからというのがその理由だ。言い換えれば、IaaSもSaaSも主流が固まってきたので、残された未開拓の地はPaaS、ということだ。

プライベートPaaSを構築できるStackato 2.2が登場」のActiveStateのCEO、Bart Copeland氏による今後5年間のPaaSのトレンド予想は次の通り。

eWeek.comの「Cloud Computing: Platform as a Service: Top 10 PaaS Trends of the Next Five Years」より。

1. Workload Growth Will Drive PaaS Adoption(負荷増がPaaS採用を加速する)

管理コストや開発費を抑えつつ増大する負荷に対応する手段として、PaaSは有力だ。

2. IaaS Providers Will Climb Up the Stack to Subsume PaaS IT(IaaSプロバイダはPaaS分野に進出する)

これはある意味自然な流れ。

3. Public PaaS Will Win the SMB Market(パブリックPaaSは中小企業向け市場を勝ち取る)

4. But Public Services Will Concede the Enterprise Market to Private PaaS(しかし大企業向け市場はプライベートPaaS)

大企業ではセキュリティなどを理由にパブリックサービスに乗りにくいがクラウド活用は待ったなしなので。

5. Open-Source PaaS Platforms Will Flourish(オープンソースPaaSプラットフォームが人気となる)

大企業はいろいろカスタマイズしたいというニーズが出てくるからオープンソースに行くはず、との読み。

6. Open-Source PaaS Platforms Will Be Delivered via Popular Linux Distributions(オープンソースPaaSプラットフォームはLinxuディストリビューションに含まれていく)

UbuntuにはCloud Foundryが含まれており、Red Hatも検討中とのこと。

7. Proprietary PaaS Will Start to Look Like Open Source(非オープンソースPaaSもオープンソースのようになっていく)

カスタマイズ要求に応えていくうちに、カスタマイズという点ではオープンソースのものとさほど差がなくなってくるだろうと。

8. PaaS Compatibility? More Like PaaS Combatibility(PaaS間の互換性というよりむしろ、剛腕性)

CompatibilityとCombatibilityの駄洒落だが、独自の特徴、機能が強調されるあまり、少なくとも見た目には互換性がなくなる。

9. Orchestration and Configuration Management Will Merge With PaaS IT(統合・編成管理はPaaSに吸収される)

競争激化によりPaaSはサービス領域を拡大していき、クラウドの周辺ツールも取り込まれていく。

10. Hybrid Will Win the Cloud War, Thanks to PaaS(PaaSのおかげでクラウド戦争はハイブリッドが勝利)

PaaS部分で、プライベートかパブリックかの違いを吸収するので、エンドユーザは違いが分からないし、気にしない。なので、ハイブリッドが勝利する、と。

これはどうなのかな。元々プライベートかパブリックかを気にするし、気にしなければいけないのはIT部門だし。それで勝利付けるのはいかがなものかと。