インフィニティソリューションズ株式会社ブログ

要求管理ツール。一番使われているのはやはりOfficeだった。

要求管理(Requirement Management)とは、Wikipediaによれば、

Requirements management is the process of documenting, analyzingtracingprioritizing and agreeing on requirements and then controlling change and communicating to relevant stakeholders. It is a continuous process throughout a project. A requirement is a capability to which a project outcome (product or service) should conform.’

「要求管理とは、要求の書面化、分析、トレース、優先付け、合意形成のプロセスであり、変更をコントロールし、関連するステークホルダーとコミュニケーションとるものである。プロジェクト期間中継続するプロセスでもある。要求とは、プロジェクトの成果物(製品やサービス)が合致すべき特性を意味する。」

これら一連のプロセスを遂行していくには、電子的であるか否かに関わらず何らかのツール(道具)が必要となる。では、実際要求管理にはどのようなツールが使われているのか。Methods & Toolsが調査した結果によると、一番使われているのはOfficeソフトだということが判明した。

Requirements Management Tools Market Survey(要求管理ツールに関する市場調査)

Methods & Tools

調査対象者に出した質問は“How does your project manage the definition of requirements (text, user stories, models,…)?”(あなたのプロジェクトではどのように要求定義を管理しているか(テキスト、ユーザ・ストーリー、モデルなど)?)

  1. Officeソフト(ワープロソフト、スプレッドシートなど)を使っている。 27%
  2. 2種類以上のツールを使っている。 21%
  3. 商用の要求管理専用ツールを使っている。 18%
  4. 要求管理をソフトウェアを使わずに行っている。(紙、カード、ボードなど) 13%
  5. 要求定義を管理していない。 11%
  6. オープンソースの要求管理専用ツールを使っている。 10%

回答数: 329
集計日: August 2012
データソース: Methods & Tools

‘Close to 80% of the participants use some software tool to manage their requirements, but there is no clear dominant answers in this poll, even if office software is still the main tool used to manage requirements. The second most chosen answer is the one that concerns the use of multiple tools. This could mean that no requirements management specific software seems good enough to do it on its own.’

「回答者の80%近くは要求を管理するための何らかのソフトウェアツールを使っているが、officeソフトがまだ要求管理のメインツールであるとしても、明らかに多数を占める回答はなかった。2番目に多かったのは、複数のツールを使っているというもので、これは、要求管理に特化したソフトウェアはそれ自体では不十分であることを意味しているかもしれない。」

‘This situation could also be caused by the importance of the text format usage for requirement definition. In a 2011 Methods & Tools poll, 36% of participants said that they use free text as a format to express requirements in their organization. Another explanation is that office software is already available in organizations. It is then easier to use this type of software than to buy a dedicated software to manage requirements, unless some specific needs like traceability is required by the context, for instance if the software product has to be certified by some organization like the FDA. The complexity of the requirements topic can explain the small impact of open source tools. There are however many open source UML or Scrum tools where UML models or user stories and backlogs can be defined and managed.’

「この状態は、要求定義に使われるテキスト形式の重要性が原因となっているかもしれない。2011年にMethods & Toolsが調査した結果では、回答者の36%が社内で要求を表現するためにフリーテキストを書式として使っていると回答している。もう1つ、Offceソフトは社内で以前より利用できるようになっていると考えると、説明がつく。例えば、ソフトウェア製品についてFDAのような組織から認定を得る必要があるため、トレーサビリティを要求されるといった特定のニーズが無ければ、この種のソフトウェアを使う方が、要求管理専用ソフトを購入するよりよほど簡単だ。要求が複雑であるがゆえ、オープンソースのツールがあまり使われていないとも考えられる。しかしながら、UMLモデル、ユーザストーリー、バックログなどを定義し管理できるUMLやScrumのツールはオープンソースで沢山存在している。」

‘Finally, the fact that 12% of the participants don’t manage requirements confirms the figure of 14% of organization where requirements were not formalized in the previous poll mentioned above.’

「最後に、回答者の12%は要求管理を行っていないという事実は、14%の企業で要求を正式化するプロセスがないという昨年の調査結果と合致している。」

— 入出力はOffceで、管理もOfficeというのでは心もとない。入出力はOffceで、管理は別のツールで一元管理、というのが理想的ではなかろうか。