インフィニティソリューションズ株式会社ブログ

企業が成長を続けるにはビジネスを森と見よ。そして時には焼き尽くせ。

穏やかならぬタイトルであるが、FAST COMPANYに掲載されている記事のものだ。

To Keep Your Company Growing, Think Of Your Business As A Forest–And Burn It Down Sometimes(企業が成長を続けるにはビジネスを森と見よ。そして時には焼き尽くせ。)

ここでは、David K Hurst氏の新刊書「The New Ecology of Leadership(リーダーシップの新しいエコロジー)」の内容を紹介している。David K Hurst氏は、25年間企業で働いた後、エコロジー、心理学、歴史、経済、生物学から得たヒントをまとめて、混沌とした時代に組織をマネージメントしていくためのフレームワークを構築し、コンサルタントや講師として広めている。

David K. Hurst

Embrace the wildfire(山火事もありとせよ)

‘Economists seek to show that markets reach a natural equilibrium where supply meets demand. But nature does not work that way. Forests, for example, repeat cycles of creation and destruction. Out of brush spring young trees which grow into dark forests, kill off new shrubs, become unstable and catch fire, clearing the ground for the cycle to repeat.’

「経済学者は、市場の需要と供給とはバランスがとれた状態になるものと見ようとするが、自然はそんな風にならない。例えば森は、想像と破壊を繰り返している。雑木林から若い木が飛び出し、やがて深い森となり、低木を枯らす。不安定な状態になり火事が起こり、更地に戻るサイクルを繰り返す。」

GEは三度再生し、アメックスは元はFedExのような運送業者だったのが今はクレジットカード会社、といった具合。

示唆するところ:競合がやる前に破壊と再生を行え。

— これが出来るところだけが長らく生きていける。

Humans are analogical, not rational(人間は合理的ではなく、類推的)

‘Humans don’t make decisions by computing the outcomes of options like machines. Instead, we take cues to recognize situations and try actions that have worked in similar situations before.’

「人間は機械のように各オプションからどのような結果が得られるかを計算して意思決定するわけではない。状況を認識するきっかけから、以前似たような状況でうまくいった行動をとろうとするのだ。」

‘In David’s words, “We are profoundly analogical animals, with an amazing ability to express one kind of experience in terms of another.”’

「David氏の言葉を借りれば、『我々はまさしく類推的動物であり、ある1つの経験を他の側面から表現できる、興味深い能力を持っている。」

示唆するところ:従うべきルールを探すのではなく、状況のレパートリーを増やせ。変化を進めるには、直面する新しい現実を類推を使って説明し、自然に反応させるのだ。

Humans seek “narrative truth”(人間は『物語風の真実』を求める)

‘Humans seek to fulfill the story they believe they are living in. This is how we create meaning. While scientists seek to confirm permanent truth, managers should, instead, seek to understand how people think and feel about what is happening.’

「人間は自身が生きていると信じる物語を満たそうとする。それこそが我々が意味を見出す方法なのだ。科学者は永遠の真実を追い求めるが、マネージャはその代わりに、起こっていることに人々がどう考え、どう感じているかを理解しようとすべきだ。

示唆するところ:それぞれの物語を良く聞き理解すること。自分が求める方向とずれている場合には、物語を変えること。

Management is like riding a bicycle(マネージメントとは自転車に乗るようなもの)

‘We learn by doing, not by studying.’

「勉強では学べない。やってみることでしか学べない。」

示唆するところ:本を読んでもだめ。試し、失敗し、学ぶのだ。

There is time for purpose and time for means(目的の時と、手法の時がある)

‘Young companies are born to pursue a purpose. A group gathers, sets a vision, and figures out what is necessary to realize the vision. As companies mature, their focus shifts to means. They systematize processes and build operating manuals. This natural evolution is necessary to build scale, but it also has a dark side. Your people will forget the purpose and start following the rules. They will start gaming the rules. You company will become a program rather than an intelligent, adapting organization.’

「会社は目的を追求するために生まれる。グループが集まり、ビジョンを決め、ビジョンを実現するために必要なものは何かを明らかにする。企業が成熟すると、フォーカスが手法にシフトする。プロセスをシステム化したり、運用マニュアルを作ったりだ。この自然な革新は大きくなるためには必要だが、マイナス面もなる。人々は目的を忘れ、ルールに従おうとし始める。ルールがゲームになってくる。会社は知的で、適応力のある組織ではんく、プログラムになっていく。

示唆するところ:目的を忘れてルールに従おうとしているものはないか、常に注意すること。