自動車業界に特に明るいわけではないが、「どこでもAndroid:Androidを活用するデバイス10種:その4」や、「Ford、 スマートキーのコンセプトをサイト・ログインで実現するアプリ」など、米Fordはデジタル技術にかなり力を入れているように思う。
シリコンバレー近辺にはすでに、BMW、Mercedes-Benz、Volkswagen、そしてルノー日産がつい先日研究オフィスを構えるとの発表があり、続々と自動車メーカがシリコンバレーにオフィスを構えている。
そしてAllThingsDによれば、Fordも正式にオフィスを開設したとのこと。
「Ford’s CTO Drives New Silicon Valley Office Opening (Video)(FordのCTOが新しいシリコンバレーオフィスの開設をドライブする(ビデオ)」
‘Last week, Ford Motor Company officially opened a new “lab” in Silicon Valley, a move to both get it immersed into the tech scene here and also burnish its innovation cred.’
「先週、Ford Motor社はシリコンバレーに新しいラボを正式に開設した。ここでテクニカルな環境に浸るためと、イノベータとして信頼性に磨きをかけるためだ。」
‘The reasons for the move — which some other car companies have also made — are myriad, including focusing on leveraging big data from its four million cars that have a variety of sensing and other synching technology embedded in them.’
「他の自動車メーカも数社すでに行っているが、オフィス開設の理由は無数にある。多様なセンサーやSYNC技術が組み込まれた400万台に上る車から得られるビッグデータを活用することも含まれる。」
— SYNCは音声認識を使い、ハンズフリーの電話コール、テキストメッセージ送信、ナビゲーション操作などを行えるもの。Ford社のねらいは、これまでの自動車のビジネスモデルから、「モビリティ」を中心としたビジネスモデルへ変革しようということらしい。
— 締めくくりとしてはこれだ。
‘It’s all been part of an aggressive effort by Chairman Bill Ford Jr. and CEO Alan Mulally to double down on tech as a key differentiator of its automobiles.’
「これは(Ford社の)会長Bill Ford Jr.氏とCEOのAlan Mulally氏が、自動車の重要な差別化要素として、技術に積極的に賭けている表れの1つだ。」