インフィニティソリューションズ株式会社ブログ

世界初、リアルタイム講義翻訳システム

先日さるセミナーに参加した際、スピーカーの一人は、日系企業に勤めるイギリス人であった。日本語は片言だとのことで、講義は英語。同時通訳が用意されていた。日系企業に勤めているため慣れているのか、非常に分かりやすい英語を話していた。とはいえ、周りを見渡せば、イヤフォンを使っている人がほとんどで、イヤフォンなしで聞いている人はごくわずかであった。

通訳には逐次通訳と同時通訳があるのはご存知の通り。逐次通訳は、スピーカーが話すのをいったん止めて、通訳者が通訳する。通訳者から見れば、聞く、変換する、訳した言葉を話すをまさにシリアルに処理していくことになる。一方同時通訳は、聞きながら、即座に変換し、訳した言葉を話していくため、逐次通訳に比べて格段に高度な能力を要する。コンピュータに例えてみれば…ふと気づいた。これはまさにいわゆるパイプライン処理、すなわちかつてのベクトル型スーパーコンピュータの処理方式だ。

通訳が必要なのは、日本のみならず、ヨーロッパでもやや程度の差はあるにせよ、同じような悩みを持つ。

そこで、Mobile Technologies社が、世界初、リアルタイム講義翻訳システムを開発したというニュース。

SYS-CON MEDIAから。

「Mobile Technologies Unveils World’s First Real-time Lecture Translation System」

Lecture Translation

‘Today, the world’s first automated simultaneous lecture translation system (www.lecturetranslator.com) was demonstrated at the University Without Language Barriersconference at the Karlsruhe Institute of Technology (KIT) in Germany. Using this groundbreaking system, non-German speaking students can now participate in live German lectures with real-time English subtitles appearing on their laptops and iPads.’

「本日、ドイツのカールスルーエ工科大学におけるUniversity Without Language Barriers conference(言語の障壁なき大学会議)において、世界初の自動同時翻訳システム(www.lecturetranslator.com)のデモが行われた。この画期的なシステムを使い、ドイツ語を話さない学生は、ラップトップやiPad上にリアルタイムで英語の字幕が出るため、ライブでのドイツ語による講義に参加することができるようになった。」

‘The real-time lecture translation system is the latest invention from Mobile Technologies, together with its partners at KIT. Mobile Technologies is the creator of the popular Jibbigo Translator app (www.jibbigo.com). Jibbigo was the world’s first speech-to-speech translation app, and has been downloaded by hundreds of thousands of users since its launch in October 2009.’

「リアルタイム講義翻訳システムは、KITとパートナーを組みことによって成し遂げられたMobile Technologies社の最新の発明。Mobile Technologies社は、良く知られたJibbigo通訳アプリ(www.jibbigo.com)を作った会社。Jibigoは世界初のスピーチからスピーチへ通訳するアプリで、2009年10月に開始して以来、数十万ユーザにダウンロードされている。」

‘Mobile Technologies’ simultaneous lecture translation platform is a cloud-based system, built on over 20 years of advanced research in speech recognition and machine translation.

「Mobile Technologies社の講義同時翻訳プラットフォームはクラウドベースのシステムで、自動音声認識と機械翻訳に関する20年以上にわたる先進の研究の成果だ。」

‘Dr. Waibel is a Professor of Computer Science at Carnegie Mellon University in Pittsburgh and at the Karlsruhe Institute of Technology in Germany, and is the Director of the International Center for Advanced Communication Technologies (interACT), a joint research center at eight leading universities worldwide.’

「(Mobile Technologies社の創設者である)Dr. Waibel氏は、ピッツバーグ州カーネギメロン大学と、ドイツのカールスルーエ工科大学のコンピュータサイエンス科の教授であり、世界をリードする8つの大学の共同研究センターであるinterACT(International Center for Advanced Communication Technologies)のディレクターでもある。」

‘The lecture translation system uses speech recognition technology to automatically transcribe the speech of the lecturer in real-time, and then uses advanced machine translation technology to instantly translate the speech into additional languages. Using the current version of the system, students in the classroom can view live English subtitles using any web-enabled device. As universities increasingly become magnets for talent from around the globe, the lecture translation system will enable multi-lingual instruction and the sharing of knowledge without language barriers.’

「講義通訳システムは、リアルタイムで講義者のスピーチを自動的に文字にするための音声認識技術を使い、その後、スピーチを他の言語に即座に翻訳するための先進の機械翻訳技術を使っている。現行バージョンのシステムを使い、教室の生徒は、ウェブアクセス可能なデバイスを使い、ライブで英語の字幕を見ることができる。大学が、ますます世界中のタレントを引き付けるようになれば、講義通訳システムは複数の言語に対応し、言語の障壁なく知識を共有することができるようになるだろう。」

— Speech to Speechが出来るなら、字幕ではなく音声に早くしてもらいたい。そのときは自動通訳システムと呼ぶ。日本語に対応し、はたしてまともな日本語に訳してくれるかな。