インフィニティソリューションズ株式会社ブログ

クラウドにおけるキャパシティ・プラニングとは

キャパシティ・プラニングといえば、今後数ヶ月や数年で必要リソースがどの程度になるかを予測することになる。クラウドの場合なら、必要なら追加サブスクリプションだけですぐに使えるようになる。したがってキャパシティ・プラニングは不要、ということになるのか。Cloud Computing Journalのこの記事がそのヒントになるかも。

Capacity Planning for the Cloud(クラウドにおけるキャパシティ・プラニング)

‘When it comes to issues of capacity planning, many IT groups find themselves playing a guessing game. You can look at what you have today and try to extrapolate where you’ll be in six months or a year, but the fact is you just don’t have all of the necessary data. You can’t predict what various business units will decide to do next, and how that will impact your resources.’

「キャパシティ・プラニングの問題になると、多くのITグループは推測ゲームをやっていることに気づく。今持っているものを見て、半年後や一年後どうなっているかを外挿しようとする。が、現実には、必要なデータを全て持っているわけではない。様々なビジネスユニットが次に何をやることにするのか予測できないし、それがリソースにどういう影響を与えるかを予測することもできない。」

‘Cloud computing solutions have mitigated the problem to some degree. They offer the kinds of flexibility and scalability your organization needs. Yet, you still need to be able to know how much you’re going to use in terms of cloud resources. You still need to do capacity management and planning.’

「クラウドコンピューティングソリューションにより問題をある程度軽減することができる。企業が必要とする、ある種の柔軟性とスケーラビリティを提供するからだ。とはいえ、クラウドリソースという観点で、どれくらい使うことになるのかを知っておくことが必要だ。やはりキャパシティ管理とプラニングは必要なのだ。」

クラウドサービスを利用する上でのキャパシティ・プラニングにあたってこんなステップはどうかという提案がこれ。

Offer mixed deployments.(複合的な実装をオファーする)

‘Sometimes, it’s worth implementing a solution that proposes both internal and external solutions. What this does, in part, is allow you to offer pricing transparency to the application groups. ‘

「時には、インターナルとエクスターナルのソリューションを両方提案するのも意味がある。これにより、アプリケーショングループに対し、価格透明性を実現することができる。」

— オンプレミスか外のクラウドか、どちらでも選べるようにするということ。オンプレミスの方が高くなるかもしれないが、その選択をIT部門ではなく、ビジネス部門にさせようというものだ。

Implement rationing.(割り当て制を実装する)

‘Your organization needs to understand that IT resources are not unlimited. You need to find ways to keep demand in check. Demand has to be relative to what’s actually available.’

「企業はITリソースが無限ではないことを理解する必要があり、IT部門は需要を抑える方法を考える必要がある。需要は実際に利用可能なものに見合っていなければならない。」

Just because it is possible to get a new virtual server online within a matter of minutes does not mean that you can implement an infinite number of such servers.

「新しい仮想サーバが数分のうちに利用可能になるからといって、そのようなサーバを無限に実装することができるということを意味しているわけではないのだから。」

— これはちょっと賛成できない。恐らくは企業ユーザはオンプレミスで利用する以外にない、という前提のもとでの意見になっているのであろう。VPCとかも考慮に入れれば、もっと選択肢が増えるはずだし、手元のリソースに見合った需要じゃなければいけないなんて、何のためのIT部門か、根本的な議論になると思うが。

Consider chargeback.(チャージバックを検討する)

‘Chargeback is controversial in most IT departments, but it’s undeniably effective in those instances where it’s implemented. Being able to demonstrate cost shows your business units that capacity really does require resources, and it put  internal solutions into perspective with external ones.’

「チャージバックはほとんどのIT部門で議論になるものだが、実装されれば疑いなく有効である。にコストを示せるということは、ビジネス部門に要求するキャパシティは実際にリソースが必要であり、外部ソリューションの観点で内部ソリューションがどうであるかを示せる。」

— 内部であれ外部であれ、どの程度のリソースを使用しており、結果、コストがどうなっているかを実際に消費している部門に示す必要はある。したがって、チャージバックは有効だと思う。キャパシティ・プラニングの観点からは、チャージバックがどういう意味があるかについて、記載されていない。チャージバックがあれば、予算の範囲内で運用する必要があるため、ビジネス部門からのリソース需要が激増したりしないということはあるかもしれない。