インフィニティソリューションズ株式会社ブログ

女子バレーからマネージメントを学ぶ

たまには、ちょっと毛色の変わった話を。

女子バレーボールが27日オリンピック行きを決めた。もともとオリンピックでメダルを狙うという意気込みで、オリンピック予選は楽勝で通過するかのような雰囲気であったが、ふたを開けてみれば、なんとか通過できたとしか言いようがない。それでもオリンピック行きが決まったのだから、本番での巻き返しに期待したい。

今回、それぞれいろいろあるにせよ、選手自体は良くがんばったのだと思う。そこでマネージメントという観点からどうであったのかを考えてみたい。

オリンピック最終予選最終日

オリンピック最終予選が始まる前、日本の世界ランクは3位。予選に参加している国を見れば、セルビアが6位、ロシアが7位、キューバが10位、タイが12位、韓国が13位、その他はさらにランクが下だった。この中で、キューバ、タイには勝利したものの、セルビア、ロシア、韓国に敗れるという結果であった。

バレーボールというスポーツの大きな特徴は2つあると思う。1つは、背が高い方が有利という点、もう1つは、メンタル面の影響が大きい点だ。1つ目の点、背が高い方が有利というのは自明の理だが、その中で日本が戦っていくためのは、身長差を克服する戦略と戦術が必要だ。もう1つのメンタル面については、多くのスポーツにおいてその結果を左右するものではあるが、バレーボールの場合、その影響度が非常に大きいように思う。

まず戦略が大事であることを、韓国戦で思い知らされた。ランクは日本が3位、韓国が13位。にもかかわらず、内容的も韓国の圧勝であった。なぜか。

戦略面で韓国の方が上であった。明らかに日本戦に的を絞り、徹底研究し、対策を練り上げてきていた。日本も韓国のデータを持っていたであろうが、7試合のうちの1つ、ぐらいの位置づけでしかなかったのではないか。したがって、試合が始まった時点で、韓国有利の状況が作られていた。さらに、データが乏しい選手を起用し、大活躍させてしまった。これも、一種の「秘密兵器」として用意していたのではないかと思う。

戦略で後手を踏んでしまうと、それで負けが決まるというわけではないが、かなり不利な状況に追い込まれるのは必死。案の定、試合は終始韓国ペースで進んでいってしまった。

戦術面でも韓国の方が上手だった。日本選手のがんばりでなんとか流れを手繰り寄せようと必死にがんばり、流れが日本に行きそうになると、途端にタイムアウトをとる。日本が、流れが相当悪くなるまでタイムアウトを取らないのとは対照的だ。

煙のうちに手を打てば大事に至らないが、火事になってから手を打ったのでは遅すぎる。プロジェクト・リストなどで良く言われる話と同じではないか。

メンタル面の影響が大きいからこそ、悪い循環にならないように早めに手を打つことが必要なのだろう。

韓国戦のみならず、ロシア戦もそうだ。ロシア戦こそ、高さにどう対抗していくのかが最も重要なのだ。にもかかわらず、恐らくレシーブは鍛えたのだろうが、それ以外は無策に近い。もっと工夫しないと。

 

教訓:

– 勝てる枠組みを作ることがとても重要。

– 早め早めの対策を。