インフィニティソリューションズ株式会社ブログ

Amazonの主張とその現実を検証する(その7)

Amazon’s 7 Cloud Promises: Hype Vs. Reality(アマゾンのクラウドに関する7つの展望:幻想か現実か)

主張7.Mobile And Cloud Go Together Like PB&J(モバイルとクラウドは、表裏一体のなって進む)

— PB&Jとは、ピーナッツ・バターとジャムのサンドイッチのこと。2枚のパンの、1枚にはピーナッツバター、もう1枚にはジャムを塗って、それをはさんで食べるポピュラーなサンドイッチ。

(source: InformationWeek)

“Mobile is a hot trend, and when agility matters, cloud-based approaches have real appeal. Jon Brendsel, PBS’s VP of products, says his network could not have scaled to meet fast-growing mobile video viewing demand without AWS. PBS serves up content and streaming video to more than 30 million unique visitors per month and an average of 115,000 unique mobile visitors per day. The network’s AWS-based mobile architecture includes nearly 70 databases running on Amazon EC2 and more than 170 storage “buckets” on the Amazon S3 storage service.

Three years ago, PBS was serving up about 200 terabytes of streaming video per month. Today, one year after the debut of a PBS iPad app, the content provider is streaming more than 40 petabytes of video per month. “We’ve grown a lot, but with Amazon’s infrastructure, we’re set to scale significantly,” Brendsel says.”

「モバイルはホットなトレンドであり、アジリティが問題であれば、クラウドベースのの方法が実に魅力的だ。PBS社のプロダクト担当副社長、Jon Brendsel氏によれば、AWSがなければ、急速に増加するモバイルビデオ鑑賞の要求に見合うように同社のネットワークをスケールアップすることは出来なかったと述べている。PBSは月あたり3千万人のユニークビジターと、一日平均11万5千人のユニークなモバイルビジターに対し、コンテンツとストリーミングビデオを提供している。AWSをベースとした同社ネットワークのモバイルアーキテクチャには、Amazon EC2上で動作するほぼ70個のデータベース、Amazon S3ストレージサービス上の170以上のバケットが含まれる。

三年前、PBSは、月あたり200テラバイトのストリーミングビデオを提供していた。PBS iPadアプリがデビューして1年たった今日、このコンテンツプロバイダーは、月あたり40ペタバイト以上をストリーミングしている。Brendsel氏いわく、『非常に大きく成長したが、アマゾンのインフラのおかげで、大いにスケールアップできた。』としている」

検証7. With Mobility, Timing Matters(モビリティではタイミングが問題)

“The reality is that markets mature and eventually level off, but given that it’s early days for mobility, this is one area where CIOs facing big mobile growth might be wise to avoid continuous capacity buildout until the potential is better known. Once things do start leveling off, big enterprises with virtualized capacity will be able to shoulder predictable volumes more economically.”

「現実には、市場は成熟し、いずれ安定する。しかし、モビリティの初期であれば、モバイルの急激な成長に直面するCIOにとって、その潜在性が見極められるまで、継続的にキャパシティを担保することを避けるのが賢明な分野である。一度安定し始めれば、仮想化したキャパシティを持つ大企業にとって、予測できるボリュームを担保できるようになるだろう。」

— モバイルが永遠に急成長しつづけるわけはないので、要は物の見方であって、しばらく続く、と、そのうち定常化する、は大して違いがない。もう1つは、企業の規模やビジネス内容、形態によって、モバイルの企業に与えるインパクトが違ってくるはず。大企業でも一般消費財を製造・販売していれば、モバイルという顧客との接点の影響は大であろうが、そうでなければ、社員のモバイル利用にとどまり、必要なリソースも比較的短期間で予測がつくようになるであろう。いずれにせよ、全てが○○になる的な議論は誇張が過ぎるが、だからといって、そこに含まれるポイントを見逃してはならないのだと思う。