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Google+ vs. Chatter、企業向けソーシャルで勝つのはどっちだ?

クラウドソリューションプロバイダのAppirio社Mashableと自社ブログで相次いで、企業向けソーシャルソリューションについて書いていて、Mashableには「5 Reasons Google+ Could Win the Social Enterprise Battle(Google+が企業向けソーシャルの戦いで勝つ5つの理由)」、自社サイトでは「5 Reasons Why Salesforce/Chatter Could Win the Social Enterprise Battle (Salesforce/Chatterが企業向けソーシャルの戦いで勝つ5つの理由)」を書いています。Google+とSalesforce/Chatterはそれぞれいい勝負ということなんでしょう。とりあえずその理由を見てみましょう。

Google+が勝つ理由:

Google+  (出展:cnet)

1. Smart Integration With Existing Google Apps (既存Google Appsとのスマートな統合)

これは明らか。既にメール、カレンダー、ドキュメント、動画、静止画にわたってソーシャル化でき、しかもGoogleにログインしていればシームレスに使える。これは強い。

2. Google+ Already Knows a Lot About You (Google+は既にユーザのことをよく知っている)

何か気持ち悪い感じですが、どこの誰にメールし、どんなことについて書き、検索しているのかをGoogleは知りえる立場にいるわけです。
で、Appirioが意味するところは、
“Google+ is in a position to help an enterprise user not only quickly build out his internal circles, but also discover those outside the company who are talking about the same topics or industry.”
「Google+は企業ユーザに社内のcircleを短期間で作れるようにできるばかりでなく、同じトピックや業界について語る社外の人を探すことにも役立てられるポジションにいる。」
Googleがそうすると決まっているわけではないのですが、やろうと思えばできると。

3. Google+ Is Uniquely Positioned to Help You Find and Share Interesting Content (Google+は面白いコンテンツを探しだし共有できるようにする点でユニークなポジションにいる)

これは、当然。世界中のコンテンツをサーチしているわけですから、どこに何があるか、一番良く知っているわけです。

4. Google+ Integrates Public and Private Sharing (Google+はパブリックとプライベートの共有を統合することができる)

これについてAppirio社は、
“Also, because a number of websites have already embedded +1 buttons, it’s easy to “like” content from across the web and share it with targeted groups.”
「また、数々のウェブサイトが既に+1ボタンを組み込んでいるため、ウェブ上にあちこちで、コンテンツにいいねをし、特定のグループと共有することも簡単だ。」

5. Android Phones Sync Easily With the Entire Apps Suite (アンドロイド携帯アプリケーションスィート全体と容易に同期可能)

これはどうか。アンドロイド端末が企業で採用していくことになれば、というのが前提ですが、このところのセキュリティ問題で短期間に普及はしないかもしれません。

Salesforce/Chatterが勝つ理由:

Chatter (ソース:セールスフォース)

1. Chatter can take advantage of Salesforce’s install base:(ChatterはSalesforceの顧客を活用できる)

SalesforceのユーザにChatterの利用を勧めるはかなり容易と思われます。ほとんどオプションサービスみたいにみえるほどですので。それだけ高度の統合されているということを意味しています。

2. Chatter is for people AND apps:(Chatterは人間とアプリのためのもの)

これは何を意味しているかというと、
” With Chatter, every object in Salesforce CRM, as well as custom objects in Force.com/Database.com apps can be social. This means that people can find and follow the objects that are most relevant to them and get the latest information in their newsfeeds. ”
「Chatterでは、Salesforce CRMの全てのオブジェクトに加え、Force.com/Database.comアプリ内のカスタムオブジェクトもソーシャルになる。つまり、自分に最も関連したオブジェクトを探し、フォローすることができ、それらのニュースフィードの最新の情報をゲットできる。」

Chatter is a social platform not a feature:(CHatterは機能ではなく、ソーシャルプラットフォームだ)

Force.comを使って、Chatterを組み込んでソーシャルアプリを構築できる。その意味では完全なプラットフォームだ。
“With hundreds of ISVs in the AppExchange, Force.com/Chatter is poised to become the defacto standard for ISVs who want to extend their apps with social.”
「AppExchangeの何百というISVがおり、Force.com/Chatterは自社のアプリをソーシャルに拡張したいISVにとっての事実上の標準になるだろう。」

Chatter is part of a broader social solution for enterprises:(Chatterは、企業向けの幅広いソーシャルソリューションの一部)

“Salesforce’s vision of the social enterprise is a broad one encompassing everything from what customers are doing on public social networks (Jigsaw/Data.com) to making internal processes social (Chatter/Force.com) to listening (Radian6) and engaging with customers on public social networks (Heroku) to making one’s own products social (Force.com/Heroku).”
「Salesforceのソーシャルエンタープライズのビジョンとは、幅広いもので、顧客企業がパブリックソーシャルネットワークでやっていること(Jigsaw/Data.com)から、社内のプロセスをソーシャルにすること(Chatter/Force.com)や、パブリックソーシャルネットワーク(Heroku)上の顧客動向の分析(Radian6)、自身の製品をソーシャルにする(Force.com / Heroku)まで全てにわたっている。」

Salesforce is completely focused on social enterprise:(Salesforceは、完全にソーシャルエンタープライズにフォーカスしている)

しばらく前からCRMガイから脱皮をはかり、着々とパーツを集め、がっちりしたソーシャルソリューションを作り上げてきた感がありますね。
— いずれにしろ、Google+とSalesforce/Chatter、いい勝負になるのではないでしょうか。